区切れのコツ

授業中での説明の一コマです。

『さぁ問題。句切れの位置はどうやって見分ける?』
 
 
教科書にのっている説明では,『意味の切れるところが、句切れになる』と書いてあります。しかも,初めて読む短歌で,内容が分かるかといったら
『どこだよ!!!(怒)』
 と思うと思います。

『意味の切れ目=句切れ』

そんなのは当たり前の話です。だから教科書に書いてあることは正論です。

しかし,ただでさえ短歌は,現代人には意味が良くわからないものです。それを、句読点も何にもないのに『意味の切れ目を探せ』と言われてもわからないですよね。
それに,仮に意味がだいたいわかったとしても,もう少しハッキリと根拠のようなものが欲しいような気もしませんか?
 
【キーワード】 り・し・つ・ぬ・ず・む
 
まず,短歌を五・七・五・七・七に分けてください。
そして,それぞれの句の一番最後の文字に注目します。図解すると,下の黒丸の部分のコトです。
 ○○○○● ○○○○○○● ○○○○● ○○○○○○● ○○○○○○●


5箇所の黒丸の中で、一番最初に「り・し・つ・ぬ・ず・む」のいずれかの文字があったところが「句切れ」の場所である、と覚えてください。
 
  
 ※ ちなみに,さっきの説明の中で,「一番最初に」り・し・つ・ぬ・ず・むのどれかが使われていたところが句切れだと言いましたね。なぜ「一番最初」を強調したかと言うと、一つの短歌の中に、2つ以上『り・し・つ・ぬ・ず・む』が使われていることがあるからです。
 この点はちょっと注意して、混乱しないようにして下さいね。
 
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