昭和の日

今日は「昭和の日」です。

ちょっと前は「みどりの日」で、昭和の時代は「天皇誕生日」でした。

生徒のみなさんは平成生まれですから、昭和という時代を直接体験していません。

「昭和」という元号は、儒教の経典である書経の「百姓[b]昭[/b]明(ひゃくせいしょうめい)にして万邦を協[b]和[/b]す」という言葉からきているようで、「百姓=人民が徳を明らかにすれば、万国を仲良くさせることができる」という意味だそうです。

おそらく、1914~1918年(大正3~7年)の第一次世界大戦をうけ、「世界を平和にしよう」という願いを込めて、「昭和」という元号が制定されたのではないかと思います。

もっとも、その願いは第二次世界大戦で木端微塵(こっぱみじん)に打ち砕かれ、日本は焼け野原と化してしまいます。

その後、日本は朝鮮特需をきっかけに、世界の国々から奇跡と言われるような経済成長を成し遂げました。そして、バブルの世の中へ。

いま振り返ると、昭和の最後のほうは日本全体が浮かれていたように思います。

昭和天皇が崩御されて、平成に入り、日本は下りのエスカレーターに乗っているかのようですが、日はまた昇る。

日本とはそういう国なのだと思います。 

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