残念ながら,七夕は雨でしたね。
作成者:小柴 佳史 作成日:木, 07/07/2011 - 14:30
毎年,七夕といえば,天の川が見えるかどうか 
授業後に生徒を見送っている際に,つい夜空を見てしまいます
さて,今年だけが雨だったのか,過去10年間の天気をみてみましょう
晴れの天気の割合は,札幌と那覇で2年に1回。
仙台や福岡で3年に1回。
東京や大阪になると,10年のうち1回か2回しか,七夕の星空を楽しめません
この時期は,ちょうど梅雨前線が本州のあたりに停滞します。
本州付近で,織女星と牽牛星の年に1度のデートを見られるのは,幸運な年といえるでしょう
しかし,旧暦の七夕なら,星空の確率はもっと高くなります
新暦でいうと8月26日頃。この時期なら,10年のうち5回から7回は星空を見られるようになります
7月7日がだめだったら,旧暦の七夕で試してみてはいかがでしょうか
また,昔の人たちも雨の日の七夕にちなんだ,多くの歌を詠んでいます。
『この夕べ降り来る雨は
彦星のと渡る舟の櫂の雫か』
万葉集巻第十2052
『七夕は今や
別るる天の河
川霧立ちて千鳥鳴くなり』
紀貫之
『いとどしく思ひ消ぬべし七夕の別れの袖における白梅雨(露)』
能宣
毎年の雨は,もしかすると…
七夕は彦星が早く行きたいと焦って,途中黒い雲が出るのは,逢瀬のカーテン。のぞき見趣味は野暮
帰りには,又一年逢えないという別れの涙が,雨になっている
とこういう解釈は,如何でしょうか
ただ,地上から見ている私たちは,織女星と牽牛星が幸せそうに会える姿を見てみたいよね

授業後に生徒を見送っている際に,つい夜空を見てしまいます

さて,今年だけが雨だったのか,過去10年間の天気をみてみましょう

晴れの天気の割合は,札幌と那覇で2年に1回。
仙台や福岡で3年に1回。
東京や大阪になると,10年のうち1回か2回しか,七夕の星空を楽しめません

この時期は,ちょうど梅雨前線が本州のあたりに停滞します。
本州付近で,織女星と牽牛星の年に1度のデートを見られるのは,幸運な年といえるでしょう

しかし,旧暦の七夕なら,星空の確率はもっと高くなります

新暦でいうと8月26日頃。この時期なら,10年のうち5回から7回は星空を見られるようになります

7月7日がだめだったら,旧暦の七夕で試してみてはいかがでしょうか

また,昔の人たちも雨の日の七夕にちなんだ,多くの歌を詠んでいます。
『この夕べ降り来る雨は
彦星のと渡る舟の櫂の雫か』
万葉集巻第十2052
『七夕は今や
別るる天の河
川霧立ちて千鳥鳴くなり』
紀貫之
『いとどしく思ひ消ぬべし七夕の別れの袖における白梅雨(露)』
能宣
毎年の雨は,もしかすると…
七夕は彦星が早く行きたいと焦って,途中黒い雲が出るのは,逢瀬のカーテン。のぞき見趣味は野暮

帰りには,又一年逢えないという別れの涙が,雨になっている

とこういう解釈は,如何でしょうか

ただ,地上から見ている私たちは,織女星と牽牛星が幸せそうに会える姿を見てみたいよね

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