二次方程式を解く 第3段階
作成者:藤井 瑞雄 作成日:日, 07/10/2011 - 23:00
x2+bx+c=0 を解く。
例 (1) x2-6x+8=0 (2) x2+4x+2=0 (3) x2+5x+6=0
いよいよ、一般的な形に近づいてきました。
ここで、考えることは、なんとかして2.のような形にならないか、ということです。
そこで、x2 と x の項だけに注目して、定数項(数字だけの項)で、つじつまを合わせることを
試みます。
(1) x2-6x+9 であれば、(x-3)2 になりますね。そこで、元の式と比べて、
両辺に1を加えます。
x2-6x+9=1 より、 (x-3)2=1 となります。
また、9を足して9を引く、つまり
x2-6x+9-9+8=0 として、(x-3)2-9+8=0 より、(x-3)2=1 とすることも出来ます。
(x-3)2=1 は第2段階の形ですから、即座に解けて、
x-3=±1 より、x=2,4 です。
(2) 同様に、x2+4x+4=(x+2)2 であることより、4を足して引いて
x2+4x+4-4+2=0 より、(x+2)2=2 を得ます。
これを解いて、x+2=±√2 より、 x=-2±√2です。
(3) (x+5/2)2=x2+5x+25/4 を利用します。
分数になってイヤですが、頑張って計算しましょう。
25/4 を足して引いて
x2+5x+25/4-25/4+6=0
(x+5/2)2-25/4+24/4=0
(x+5/2)2=1/4
これを解いて、x+5/2=±1/2・・・(2乗して 1/4 になる数は ±1/2 です)
x=-2,-3
ここでの問題を解く鍵は
「Xの係数を2で割って2乗したものを両辺に足す」
ということです。
次回は、因数分解を使って解くをやります。
例 (1) x2-6x+8=0 (2) x2+4x+2=0 (3) x2+5x+6=0
いよいよ、一般的な形に近づいてきました。
ここで、考えることは、なんとかして2.のような形にならないか、ということです。
そこで、x2 と x の項だけに注目して、定数項(数字だけの項)で、つじつまを合わせることを
試みます。
(1) x2-6x+9 であれば、(x-3)2 になりますね。そこで、元の式と比べて、
両辺に1を加えます。
x2-6x+9=1 より、 (x-3)2=1 となります。
また、9を足して9を引く、つまり
x2-6x+9-9+8=0 として、(x-3)2-9+8=0 より、(x-3)2=1 とすることも出来ます。
(x-3)2=1 は第2段階の形ですから、即座に解けて、
x-3=±1 より、x=2,4 です。
(2) 同様に、x2+4x+4=(x+2)2 であることより、4を足して引いて
x2+4x+4-4+2=0 より、(x+2)2=2 を得ます。
これを解いて、x+2=±√2 より、 x=-2±√2です。
(3) (x+5/2)2=x2+5x+25/4 を利用します。
分数になってイヤですが、頑張って計算しましょう。
25/4 を足して引いて
x2+5x+25/4-25/4+6=0
(x+5/2)2-25/4+24/4=0
(x+5/2)2=1/4
これを解いて、x+5/2=±1/2・・・(2乗して 1/4 になる数は ±1/2 です)
x=-2,-3
ここでの問題を解く鍵は
「Xの係数を2で割って2乗したものを両辺に足す」
ということです。
次回は、因数分解を使って解くをやります。
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